プログラミングスクールである程度勉強し、就職をしようとした際、私は苦労をしました。
面接官にどんな人が欲しいか聞いたこともあります。
どんな人が面接では評価されやすいのか紹介をしていきます。
・プログラミングを勉強して就職したい
・プログラミングの勉強はしたが、面接が不安
・面接でどんなプログラマーが評価されるか知りたい
経歴(プログラミングスクール経験あり)
私は、文系出身で元々パソコンが全くできないド素人でした。
プログラミングとの出会いは、大学の選択授業で情報処理の講義を受けたことがきっかけです。
英単語のような文字を打つだけでシステムが思い通りに動き、最初は驚きの連続であったのを覚えています。
友人から話を聞き、それがプログラミングということをはじめて知りました。
それ以降、プログラミングやIT技術の魅力にとりつかれ、パソコンの基本操作から勉強しました。
プログラミングスクールにも通い、Webシステムの開発をできるようになるまで必死に勉強をしました。
その後、開発の現場に入ることに成功し、さまざまなプロジェクトを経験しました。
私が、プログラミングを学習していて大切だと思ったことや注意した方が良いと思ったことを共有ができればと考えています。
プログラマーに1番必要な資質は将来性
伸びしろが見られている
実務未経験のプログラマーであれば、即戦力は期待はされていません。
その代わりに伸びしろがあるかを見られています。
実際、プログラマーの採用基準で一番票が多かったのは伸びしろでした。
Q「未経験でプログラマーを志望している人の採用基準を教えてください」
1「伸びしろがあるか」…55%
2「働き続けられるか / すぐに辞めないか」…17%
3「プログラマーとしての適性があるか」…17%
4「社会人マナーが身についているか」…8%
5「プログラミングスキルがあるか」…3%
面接官にプログラマーとして欲しい人材を聞いてみた
面接の際、どういう人材を一番に採用したいかを採用担当者(現場責任者)から教えていただきました。
企業が欲しいのは「根気と探求心」がある人材です。
面接官の話によると、いくら頭が良くてセンスがあるように見えても、根気と探求心が少ない人材でプログラマーとして大成したケースを見たことがないそうです。
実際、プログラミングはエラーがあるとその原因を根気強く探さなければいけません。
最初からエラーがゼロなんて、まずありません。
気の遠くなる作業を粘り強く行える、根気強さは必ず求められます。
また、技術の進化は日進月歩なので、日ごろから探求心を持ち、
新しい技術に常にアンテナを張る意識が大切だということを覚えておきましょう。
身だしなみを整えているか
ビジネスパーソンとしてプログラマーも身だしなみ(清潔感)は重要です。
頭はボサボサで口臭がひどかったりしたら、どんなに能力があっても人間的にNGですよね。
もし清潔感のない人を採用したら、周囲に悪影響を与えてしまいます。
また、プログラマーでも会社にいれば、社外の人間(お客さん)と出くわすことはあります。
重要な打ち合わせで来社したお客さんが頭がボサボサの人間見てしまったら、会社全体としても評価が下がりかねません。
大事な仕事が取れたはずなのに、取れなかったなんてことになれば経営にも影響してきます。
採用後に働いている自分をイメージしてもらうためにも、身だしなみは整えておきましょう。
コミュニケーション能力
知合いにもいましたが、コミュニケーションが苦手だからプログラマーになったという人がいました。
でも、プログラマーやシステムエンジニアにコミュニケーション能力必須です。
周りと協調して仕事を進める能力
1つのプロジェクトは複数人のプログラマー、システムエンジニア、プロジェクトマネージャで構成されるものです。
その中で、チームとしてプロジェクトを進めることになります。
なので、周りと協調性を持って仕事へ取り組める能力が必要です。
時には周りを頼ったり、分かるところを教えながら1つのプロジェクトを成功させることが求められるからです。
状況を伝える能力
状況を的確に周囲に伝える能力も必要です。
例えば、エラーがどうしても解決できない場合、周囲に助けを求めることになります。
ただ、助けてもらうためには自分がどこまで作っていて、何がうまく行かないかを伝えなければ周りも助けようがありません。
顧客の要望を理解する能力
プログラマー経験を数年積むと、SEとして顧客と会話しながらシステムの仕様を詰めていく仕事も増えてきます。
「こんなことをしたい」という要望を理解して、システム化する場合、どれくらいの工数がかかるかを見積ることも求められてきます。
また、企業の規模が小さい場合は
プログラマーがSEと兼業でシステムやソフトウェアの開発を担当することもあります。
プログラマーが採用後すぐに高いコミュニケーション能力が必要というわけではありません。
ただ、4、5年経てば会社としても顧客とやり取りできるレベルのコミュニケーション能力が必要になってくることは知っておいた方が良いです。
根気強く最後まで取り組める能力
開発プロジェクトは、予定より伸びてしまうことがあります。
また、伸びる場合はたいてい残業が多めになり、22時に深夜になることもあり得ます。
忙しくなった時、すぐに投げ出してしまうと、そこで効率がさらに落ちてしまいます。
今までの構築の流れを知らない人に1から指導しつつ案件を進めることになるからです。
また、問題が入り組んだエラーが発生した場合、根本原因を特定するのは時間がかかります。
ときには数日かけてようやく原因特定ができることもあり得ます。
簡単に答えが見えない中、
長時間労働でも集中力を維持できることや体力・根気があることも重要な資質です。
論理的な思考力
論理的に考える能力はプログラマーであればいろんなところで役に立ちます。
先ほど出てきていましたが、状況を伝えたり、入り組んだエラーを解決するためには論理的思考力があれば役立ちます。
論理的に話す準備ができていれば、適切に状況を伝えることができます。
なので、困っているときに助けを得られやすいです。
また、複雑な問題が入り組んだエラーであっても、論理的思考力があれば、仮説を立てて原因の可能性を順番に潰していくことができます。
まとめ
プログラミングの学習は、「よく考え、よく調べ」自分で答えを出す学習を心がけましょう。
そして、可能であれば「根気・探求心」と紙に書いて部屋に張っておきましょう。
学習に挫けそうな時や目標を失いそうな時に、何度も見ましょう。
物をつくる仕事全般において、大切なことです。