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23年4月末でから有休消化をしつつ、転職活動をしました。
6月初旬で1社内定をいただき、GWを挟んで約1カ月で内定をいただくことができました。
2年前に初めて転職活動をした時の反省も含めて実践しました。
2回目の転職活動をしてうまく行った要因を自分なりに分析したいと思います。
転職活動終了時の選考ステータス
GW明けから6月の後半にかけて約1カ月半ほど転職活動をしました。
有休消化を含めて、仕事をしていない状態で転職活動をしたので、選考の日程調整もスムーズに進めることができました。
ステータス | 数 | 備考 |
応募 | 26 | 1カ月経っても書類選考の結果が来ない企業が5社 |
書類通過 | 11 | 1社は書類通過後に辞退 |
1次面接通過 | 5 | |
最終面接通過(内定) | 4 | 7月に入社を決意 |
1年半でも転職理由(原因)が納得できるものだった
企業からすると1年程度で退職する人は「採用してもすぐ辞めるかも」とマイナスイメージを持たれてしまうことが多いと思います。
なので、第三者が聞いても納得できるものでないといけません。
特に1年そこそこでの転職は深堀されても納得感がある必要があります。
複数のエージェントを使って内容に問題がないか、より客観的に見てもらいましょう。
残業時間
直近の半年で平均60時間の残業がありました。
上は80時間程度、下は50時間程度だったので、それを説明すると納得はしてもらえました。
その際、相談をしたかもポイントだと思います。
私の場合、数週間は定時で帰ってもOKでも、来月からは今以上に忙しくなるという話をそのまま話したところ、納得はしてもらえたようでした。
また、入社前に採用人数はもう少し増えると聞いていたのですが、増えなかったことも説明していました。
こちらは退職の理由です。
今後の希望するキャリアも説明できた
入社前に新しい技術に触れて経験できると聞いていました。
しかし、残業が多かったことも起因して新しい技術などは経験できず、目の前の案件を回すことだけしかできなかったです。
そのため、新しい技術や業務にもどんどん関わっていきたかったのでその辺りも話をしました。
※コンサルだけに特化した仕事はできないという理由で見送りになったこともありました。
人間関係は問題ないことも話していた
人間関係は特に何もなかったことも説明していました。
ここで問題があったとなると、やはり採用する企業からするとリスクがあります。
実際、他部署のマネージャーや部長の方に「業務分かってるならうちの部署でやらないか?」と飲みに誘っていただき口説かれたこともありました。
ミスマッチは自分の判断も原因であることも伝える
ミスマッチを他責(企業責任)だけにしないようにしていました。
実際、思い返すと、私の判断ミスや甘さでもあるのです。
残業時間については、私は多いとは聞いていました。
ただ、具体的に何時間と聞いていたわけではなかったです。
なので、会社が悪いという言い方は避けていました。
転職の軸決め、自己分析はしっかり行った
軸決めや自己分析も再度しましたが、3日ほどでできたと思います。
軸の優先順を4つ決めました。
最初から完璧に軸が定まっていたわけではありませんが、活動していく中で固まりました。
- ITの上流スキルを高める(大システム>小システム)
- 経営寄りの視点が得られる
- 残業が月20時間(30時間)以内
- 英語も活かせる
自己分析については、「すべらない転職エージェント」の内容は何度も以前見ていましたが、改めてみました。
何度も見ることで理解度も高く上手く自己分析が進んでいたと思います。
1回目の転職活動から職務経歴書のフォーマット変更
エージェントに相談をする中で、内容は問題ないが書き方・見せ方を少し変えた方が良いとのことだったので、テンプレートを送付いただきました。
使っていたテンプレートです。
※テンプレートはエージェント専用ではなくその辺のWEBにあるフォーマットです。
自分の中で整理がより上手くできた
記載内容は2年前とほぼ同じでしたが、どんなメンバー構成で、どんな立場だったかを明確に記載する欄があったので面接もスムーズになった気がします。
そのおかげもあって、自分自身の整理ができ、面接でも上手く行きました。
テクニカルスキルは独学で半年や1年勉強した言語やフレームワークも記載しておくと良いです。
直接質問で聞かれなくても、話の流れで「そういえば、独学もされてましたよね」とプラスに向上心があることがつながることもありました。
企業側にも話を進めやすい
ある程度聞きたいことが詰まったテンプレなので、企業側の理解度も高いです。
進行していた案件のメンバー数や役割も伝わっていたので、「プロジェクトをリードするにあたって苦労したことは?」などすぐに質問が始まりました。
2年前の転職活動時はどんな立場、役割だったのですかと聞かれることがありました。
自己PRは3つくらい書くと良い
一番最後に自己PR欄があります。
1つだけ記載するものだと思い込んでいましたが、サンプルのように3つ書きました。
1つだけだと、PRが企業の求めていることとずれている可能性もあります。
複数記載すると、求めているスキルと一致する確率が上がります。
私も1つはいろんな職種で汎用的に活かせるPRを書きました。
他の2つはSE、ITコンサル向けの要件定義に関するPRを書きました。
未経験職種はエージェントでなく個人応募orスカウトを利用
エージェントの方から「ITコンサルは未経験だから、エージェント経由でない方が通りやすい」とお話がありました。
エージェント経由では企業は採用時にお金がかかります。
企業は未経験の育成、エージェントへの支払いとハードルが2つあります。
そのため、以下のように分けて応募していました。
- 経験職種のエージェント経由で応募
- 未経験職種はリクナビなどのような転職サイトで応募
自分で応募した求人も、スカウトをいただいた求人の方が選考の通過率は高かったです。
利用していた転職サイト、エージェントを載せておきます。
活かせるスキル・経験を求められるスキルにマッチして伝えられた
一番うまく行ったのは、以下の二つを上手く伝えられたからだと思います。
- 面接官の質問に適切に答えた
- 業務に活かせる経験を書類、面接で伝えた
例えば、私の場合は上流のSE、ITコンサルで必要な業務経験は少しかぶる仕事の経験がありました。
その経験やエピソードを面接では2,3個準備して、答えられるようにしていました。
未経験で会社が気になるのは、即戦力でなくても活かせる経験があるかです。
特にヒューマンスキルに当たる、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルを売っていくことは重要になってきます。
背伸びせず正直に話した
経験を背伸びせずに話した
面接時に提案書は作ったことがあるか質問がありました。
私は「提案書作成の手伝いや情報集めはしたことはあるが、がっつり1人でやったことはない」と伝えました。
また。「内容は分かるので、少し時間をかければ作って行けるイメージはある」と前向きに話もしていました。
その企業の面接は通過したので、できないことはできないと言っても問題ないのです。
残業の懸念は素直に話した
半年、年単位でずっと残業が多かったことで退職しているので、
「私が入社して続けていけなさそうな懸念が少しでもあれば、見送りにしていただいて大丈夫です。」
と話をしました。
面接官からは「案件の山場では忙しいが、定常的に忙しくなることはないですよ」と言ってもらった。
結果的に、この話をして面接で落ちたことはなかったです。
面接で10個近く毎回質問をした
コンサル系は未経験のため、知らないことも多かったです。
また、通常のイメージとは違う仕事をしている企業ありました。
そのため、面接の前半によくある会社説明と、後半の質問タイムでは事業や仕事の回し方など気になった点は質問をしていました。
1回の面接で6~10個は質問をしていたと思います。
前半の会社、事業説明直後の質問
理解した内容の確認や、元々自分の持っていたイメージ、認識と照らし合わせながら2,3個は毎回質問をしました。
例)
- コンサル会社でありながらシステム保守も仕事になる可能性がある理解をしたのですが合っていますか??
- ITコンサルでも営業的要素があるというお話が合ったのですが、どんな仕事が営業的ということですかね??
- 残業が多いイメージだったのですが、10時間程度なのはどういったことをされているからですか??
後半の質問タイム
後半の質問タイムでも毎回5~8個程度質問をしていました。
内容は中小の企業やできて5年程度の会社もありました。
なので色々と質問をしました。
例)
- 経理や人事部はあるのですか??
- 採用予定は今年何名くらいでしょうか??
- 未経験採用の方の経歴はどんな方がいますか??
色々と質問することで自分がスキル的にやって行けそうか、職場の雰囲気などイメージを高めるようにしていました。
大企業ではなく中小企業を多めに受けていた
求人数が中小企業の方が多い
大企業は人気で企業数、採用枠が少ないです。
選考に時間がかかる割には採用人数は1人、2人が多いので狭き門です。
結果的に興味が湧いた企業が中小だったというだけというところもありますが、大企業も2社エントリーはしましたが、1次面接で落ちました。
また、中小の会社でも魅力的な企業はとても多いと感じました。
興味を持って面接で質問をしていくと、その企業や職場の良さも見えてきます。
エージェントは実績作りや報酬が大きいので大企業を受けさせようとしますが、じっくり見ることも大切です。
中小の方が経験できる範囲が広め
大きい会社になればなるほど、業務が縦割りになり、関われる範囲が狭くなります。
中小企業であれば、関われる仕事の幅が広いためポジティブに考えることができます。
ピンポイントでしか業務ができないのは、キャリアを考えるとリスクでもあるのです。
また、中小企業でも転職であれば、給料はある程度出してくれる会社も多いです。
そう考えると、今の時代は大企業に入ることだけが正解ではないと言えます。
まとめ:面接は相互理解の場
今回の転職が100%上手くいって、大満足ということはないと思っています。
ただ、今自分はどんな理由で退職して、どんなキャリアを進みたいかは本音でぶつかったつもりです。
質問も下手でも、上から目線でもなく率直に質問しました。
そうしたおかげで、最初の転職活動の時よりも面接官の方々も本音でお話ができたことが多かったと思っています。
相手は人間なので、本音で行けば、面接官の方も和やかになっていくことが多かったです。
結果として、コンサルだけに特化した仕事はうちでは出来ないということで見送りになったこともありましたが納得はしています。
また、一昔前の企業が上の立場で選ぶスタンスの時代は終わっています。
売り手市場で企業と求職者の立場の上下関係がなくなってきた今であれば、本音で相互理解をしあうことをして行ければ、内定は出なくても納得したものになるはずです。
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