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面接で落ちることは誰しもが経験することです。
その理由の1つに面接のコミュニケーションがうまくいっていないことが挙げられます。
持っている経験やスキルは合っているはずなのに、なぜか面接が通らないという方、面接官とのコミュニケーションがうまく行っていない可能性があります。
思い当たるところがあれば、参考に改善してみて下さい。
- ちょうど2カ月で内定をもらい転職活動は終了しました。
- 年収はおよそ80万円アップなので成功した方だと思います。
- 転職サイトのスカウトから内定が決まりました。
- 20代後半
- 前職は中小のIT会社勤務
面接の通過率が悪い
面接の受け答えが上手くいかない
面接で質問攻めになってしまう
そもそも面接はどういう場か?
あなたが会社に合いそうかを面接官が知る・確認する場です。
前提として数10、数100人からふるいにかけられて、書類選考は通っています。
なので、会社はある程度あなたに興味を持っている状態ということです。
そのため、基本的には質問→回答という流れになります。
30分~1時間の面接の間に、以下のことが求められてきます。
- 質問を理解する
- 分かりやすく伝える
この2つができていると、ズレた回答が減るので質問攻めに会わないようになります。
質問の意図を理解する能力
聞くという能力は以下の2つの順番が必要です。
- 相手がどんな立場なのかを理解する
- 質問の意図や目的を理解する
相手がどんな立場かを理解する
面接をする人の立場や部門が違えば、知りたいことは変わってきます。
例えば、人事、現場リーダー、社長or役員は面接で気にしていることが違います。
人事が面接官の場合
人事は役員や現場リーダーの面接に絞り込むために質問をしています。
そのため、基本的な会話ができるか、ある程度採用職種のスキルがあるかの質問が多いです。
現場リーダーが面接官の場合
一緒に働けるイメージができるか、スキルは合格ラインかを測るために質問をしてきます。
現場リーダーということは、採用されれば一緒に働くことになるからです。
なので、あなたの業務に関して具体的に質問されたり、深堀されたりすることが多くなります。
社長・役員が面接官の場合
企業に利益が生まれるか、中長期的に会社に貢献してくれそうかを測るために質問がされます。
経営目線になるので、目線が人事や現場担当とは違います。
なので、5年後、10年後どうしたいかなどの質問が出てきます。
質問の意図や目的を理解する
人事と役員では立場が違うという話をしました。
なので、同じ質問でも知りたいことが違います。
例えば、「志望理由を教えてください」という質問があったとします。
答えるときは1次(人事)面接よりも最終(社長・役員)面接の方がブラッシュアップした方がよいです。
人事が面接官であれば、ある程度筋の通った回答を準備して答えればOKです。
社長や役員が面接であれば、志望理由後半に「こうなりたい、こんなスキルを御社で生かしたい」ということを伝える方が良いです。
社長・役員面接はさらにそこから「どう生かせる?」「なんでそう思う?」など深堀される可能性は高いです。
なので、ある程度起こりえる質問は想定して準備をしておきましょう。
質問の意図が分からなければ確認する
聞かれている意図や目的が分かれなければ、どういう意味か確認すると良いです。
特に現場担当や役員の面接慣れしていないこともあります。
そのため、言葉足らずな質問をされることもあります。
意図が分からないままズレた回答をすると、突っ込みどころが増えたりするので素直に確認する方が良いです。
ちなみに、社長・役員面接に人事や現場担当が同席してくれるのは答えにくい質問に対してフォローするためでもあるのです。
同席してくれる場合は、あなたの評価はかなり高く、何とか採用したいという思いの表れです。
相手にわかりやすく伝える能力
- 結論 → 理由の順に伝える
- 概要 → 詳細の順に伝える
- 聞き手と「知識の前提」を合わせてから話す
結論 → 理由の順に伝える
理由から話すと、聞き手は何の話が来るか分からず、理解できません。
結論から話すことで、内容を想像しながら聞くことができるので理解してもらえます。
概要 → 詳細の順に伝える
細かい話からすると、話の全貌や終わりが見えないので、聞いていても分かりません。
概要から話すことで、今どこの話かが分かり話が多少長くなっても理解してもらえます。
概要というと難しいですが、「話全体を1文で説明する」という意味です。
面接に臨む前に、文章に書きだしたりして準備をしましょう。
まとめ
面接で必要なのは、自分のことを面接官に伝える・知ってもらうことです。
面接官はあなたを知るために質問をしてきます。
面接に臨む数日前に、どんな立場の人が、どんな意図で質問してきそうかを考えておきましょう。
また、話す内容は構造的に話せるよう書き出したりしてまとめた状態にしておきましょう。