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転職してから1年以上経ったので、今の自分を振り返ってみようと思います。
結論から言うと、再転職は考えていません。
しんどいことも多いですが、前職では埋められないこともあります。
分解してこの先に転職を考えられている方の参考になればと思います。
私の転職活動概略
- ちょうど2カ月で内定をもらい転職活動は終了しました。
- 年収はおよそ80万円アップなので成功した方だと思います。
- 転職サイトのスカウトから内定が決まりました。
- 20代後半
- 前職は中小のIT会社勤務
転職をしようか迷っている方
転職後が不安な方
20代後半~30代前半の方
転職から1年で良くなったこと
転職してから良くなったことはけっこうあります。
年収は100万アップ
前職の1年前と比べると、年収が100万アップしています。
評価面談のあとに提示された年収額です。
ちなみに、残業代が提示額にプラスされるので、実際は100万以上増えています。
年収は前職では今の水準には確実に達することができなかったので、代えがたいものです。
前職ではできない仕事を経験
人数が少ないこともあり、これまで経験したことのない大きめの仕事を経験できています。
また、自部門の仕事以外の全社的な仕事もやる機会があります。
なので、システムの人間は通常経験しないような仕事(広報活動や出版)も経験でき刺激的な1年目を過ごしました。
私自身、知らないことに興味がわく方なので楽しめている側面もあります。
ここも前職とは代えがたいところだと思っています。
転職して1年で悪くなったこと
書き出して見ると、マイナスなポイントが多く浮かんできました。
今はモチベーションが落ちているからかもしれません。
毎月残業は80時間前後
基本的に人手が足りておらず、ここ4カ月くらいはずっと80時間くらいの残業時間です。
だいたいは22時に帰社して、家に着くのは23時くらいです。
趣味でマラソンやスポーツをしていますが、平日には何もできなくなりました。
「心の豊かさ」という意味では貧しくなっているかもしれません。
面接時は残業は月に40時間以内なら大丈夫とお話ししていましたが、よく見てみると倍くらいの時間になっていますね…
周囲が心配し始めた
プライベートでは仕事が忙しいという話はほとんどしていません。
が、あるとき「大丈夫ですか」とか「疲れてそう」と言われたことがあります。
また、「痩せてない?」とか「頬がこけてる」などと言われたことがあります。
自分ではそこまでのつもりでした。
ただ、自分以外の複数名に心配されたことにショックを覚えました。
頼れる上司や先輩がいない
転職前はある程度自分の進め方が出来上がってました。
また進め方が悪ければ、冗長や先輩に進め方の指摘を受けて方向修正ができていました。
今の上司は「何も言わなくても勝手にできて欲しい」とよく言っています。
ちなみに部署には上司と私の2人だけ。
基本的に他部者からくる仕事は、スピード感を持ってすぐにさばく指示がきます。
上司から渡される大きめで半年くらいかけて進める仕事は「何から手を付けて良いか分からない」ことがあります。
上司は「俺も何からやっていいか分からない」と言われています。
前の職場なら人数もいたので、フォローできる体制がありましたが、今はありません。
ここは自分の甘えなのかもしれませんが、もう少しフォローはしてほしいところです。
モチベーション・体調は落ちている
仕事大好き人間であれば、ずっと続けていけるかもしれません。
ただ、私はどうやって進めたら良いか分からなかったり、そもそも業務過多な状態を楽しむことができないタイプの人間です。
結果、緊張やストレスもあり、寝つきが悪くなったり、変な時間に起きることが続くことが良く起こっています。
深夜3時、4時に仕事のことを思い出して目が覚めることが起こっていました。
そうなると、肌が荒れたりすることも少々…
また集中力が落ちるので、悪循環と分かりながらも仕事がやってくる状態です。
最近は、アミノミンやグリシンといったサプリメントを飲んだところ、寝つきが良くなりました。
それでもダメなときは、医薬品のドリエルに頼って寝ることもあります。
1年前後の退職は印象が悪い
1年程度で転職を考えない理由の一つに、転職がしづらい、印象が悪いということがあります。
転職エージェントの紹介がされづらくなる可能性
転職エージェントは企業と求職者を定着させることが重要なミッションです。
そのため、すぐ辞める人ばかりを紹介するわけにはいきません。
それが続くと、企業からの評価が落ちてしまい、エージェントとしても紹介・報酬がもらえなくなってしまうからです。
1年以内に退職するのは今回が初めてということであれば大きな問題ではないかもしれません。
ただ、何度も転職しては短期間で退職するという場合、紹介をしてもらいにくいかもしれません。
ウチに来ても続かないと思われる
納得理由があるかもしれませんが、基本的には採用側はリスクを考えます。
企業側もある程度は教育や説明など時間をかけたのに、すぐにやめられては時間の無駄です。
そのため、やめるに至った経緯や、どうやって改善しようとしたかをしっかり実績として持っていないと納得してもらうのは難しいです。
転職して辛くなるまでに数カ月、そこから改善に取り組めている期間は長く見ても数カ月。
そう考えると、すぐにやめてしまうのでは?と思われやすいのです。
受入れないと「この先も同じ」
事前に面接で聞いた話と、色々と違うことも色々と起こり得ます。
でもそこにいちいち目を向けてイライラしてもキリがないです。
合わないことは合わせていく気持ちも必要でしょう。
残業時間は当初聞いた話と違うが許容はできる
私も面接のことを全て覚えているわけではないですが、残業時間は話とは違います。
また、会社側も状況も変わることはあるのでそこはある程度仕方ないことだと思います。
ただ、残業が多いから耐えられないわけではありません。
私は、そこは受け入れることにしています。
転職後の最初は辛くて当たり前
転職すれば、環境も変わります。
慣れていくにも時間はある程度かかります。
なので、最初はたいてい辛いものです。
転職するならそれは分かっていたことだと思います。
人間は変化を拒むもの
変化が辛いと感じるのは人間の本能的反応と言われています。
確かに同じ毎日を繰り返して、それなりに楽しければ変えたいとすら思わないでしょう。
こういった状態をコンフォートゾーンと呼ぶそうです。
分かり切った安心材料しかない環境から新しいところへ出ていくなら、当然ストレスはかかります。
辛いと感じるのは当たり前のことなのです。
辛いときに成長している
人は身体に異変が起きた場合、本能的に元に戻そうとします。
それと全く同じで、人は、成長しようとするとき、必ずと言っていいほど、体に不調が起きます。
これは同じ状態にキープしようと体が一種の拒否反応とも言えます。
ただ、その変化を乗り越えて苦痛に感じなくなるくらいに慣れてくれば一段階レベルアップしたと言えます。
私自身、一つ上のコンフォートゾーンを目指したいなと思えているのはモチベーションが下がっている中でも救いです。
まとめ:結局は自分次第
転職したのは自分の選択です。
この先しなかったとしても、自分の選択です。
でも、そういうときって、どちらも(どれも)正しいんです。
これは私が就活生だった時に出会ったtnkトラベルjapanの社長 吉田圭志さんが言われていたことです。
その通りだと思います。
選択の正しさではなくて、後で
どちらが良かったかを証明するために、受入れて、動いていくことも大事だと思います。
ただ、自分の人生なので体や精神を壊してまでやることではないと思います。
終身雇用が当たり前ではない時代なので、ある程度経ってだめなら見切りをつけても良いと思います。
良い事も悪いこともどちらもある中で、どうするかは結局は自分次第です。
※結果的には2023年の5月で退職をして、バックパッカーと転職活動を同時に行いました。
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