海外旅行を計画される際に保険に入られる方は多いと思います。
入っておいて損はないと思いますが、「歯」は大丈夫でしょうか?
私はアメリカ留学中に保険適用外で痛む親知らずの治療を放置していました。
結果、1年近く痛みに耐えましたが、最終的に歯を抜くことになりました。
海外の歯科治療事情
日本にいると分かりませんが、海外では日本のように保険が適用できて安いことは珍しいです。
3か国の虫歯治療事情について紹介していきます。
アメリカ
アメリカでは歯科治療費は高く少なくとも日本の3倍はすると言われています。
日本で虫歯を抜く場合、6,000円か高くても8,000円程度で済みます。(これでも高く感じます)
アメリカで歯を抜く場合、10万円もかかるそうです。
ニュージーランド
18歳までは歯の治療は無料です。
ただ、それ以降は口の中を見てもらうだけの診察代で7,000円程度といわれています。
虫歯の治療では20,000円もするそうです。
イギリス
イギリスには保険を使える歯科医院と実費の歯科医院があるようです。
ただ、歯科医が不足しており、保険治療できる医院は予約が何カ月も先になります。
自費の医院では虫歯の治療は万単位といわれています。
海外保険の歯科治療補償
海外保険でけがや病気の際は治療費を保障していくれます。
ただ、歯科治療は対象外になることもあるので事前に注意が必要です。
適用条件によっては治療費を払ってもらえないため、上記で説明したように国によっては高額な治療費を払うことになりえます。
緊急歯科治療が付いている海外保険について確認してみました。
三井住友海上(ネットde@とらべる)
この保険では、すべての保険で緊急歯科治療費用補償特約がついています。
実際に負担した歯科治療費用の50%が治療・救援費用として支払ってもらえます。
■注意
この保険に加入する際、告知事項に以下の質問があります。
「現在、未治療の歯科疾病(虫歯・歯槽膿漏など)があり、かつ、その炎症・痛み等を抑えるために、鎮痛剤または抗生物質を服用していますか?」
上記に該当すると加入が認められない可能性もあります。
AIG海外旅行保険
保険期間が31日までなら「緊急歯科治療費用補償特約」が付いています。
※保険額の上限は10万円
また、健康状態の事前告知が不要なので、虫歯等で鎮痛剤・抗生物質を服用していても加入できるのもメリットです。
ただ、渡航前に既に痛みが出て治療済みの場合、対象外となります。
■補足
緊急歯科治療費用補償特約は、急な歯の痛み等の応急措置のためのものです
最初から歯科治療を目的として渡航した場合は補償対象外となります。
まとめ
保険加入前に事前に告知を行えば、加入をさせてもらえる保険もあるかもしれません。
ただ、代理店に直接行って説明したけど結局加入できないこともあり得ます。
そのまま渡航して海外で歯科治療を行えば、高額な出費になりかねません。
そういったことを考えると、事前に治療後に海外渡航をすることが一番良いと思います。
海外へ行くなら、少なくとも数カ月前から予定を立てて行く方がほとんどだと思うので、
計画的に治療も視野に入れて渡航の計画をしましょう。
・海外旅行保険の歯科治療保障について調べてみました
https://hoken-ranks.com/shika-kaigairyokohoken.html
・海外旅行保険で歯科治療も補償する場合に知っておくべきこととは
https://hoken-room.jp/travel/2831
・海外旅行中に急に歯が痛くなったら保険は適用されるの?【海外旅行保険】
https://www.207207.jp/%E6%B5%B7%E5%A4%96%E6%97%85%E8%A1%8C%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%81%AE%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%AF/%E6%B5%B7%E5%A4%96%E6%97%85%E8%A1%8C%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%81%AE%E9%81%B8%E3%81%B3%E6%96%B9/%E6%B5%B7%E5%A4%96%E6%97%85%E8%A1%8C%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%80%90%E7%B7%8A%E6%80%A5%E6%AD%AF%E7%A7%91%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%80%91/