3回目の転職で、大手のコンサルファームに行くことにしました。
コンサルは未経験です。
会社の名前で決めたと思われるかもしれませんが、そうではないんですよね。
何を考えて選んだのかを書いていきます。
SEからコンサルへの転職を考えている人
情シス・IT企画とコンサルで迷っている人
未経験の職種に移るか迷っている人
選んだ理由は「経験が1本につながりそう」だったから
私の経歴は、正直バラバラに見えます。
- 業務システムの保守・改修
- IT企画部に常駐して、要件定義やシステム導入
- 事業会社の社内SE
- SESで客先常駐の開発現場
自分でも、一貫性がないなとずっと思っていました。
一つひとつには理由があって動いてきたつもりです。
ただ、履歴書として並べると行き当たりばったりに見えるんですよね。
並べてみたら、1本の線になった
ただ、経歴書を作りながら「やったこと」だけを並べたときに気づいたんです。
- ユーザー部門から業務と課題を聞いて、業務フローに整理する
- RPAを入れて、年間で500万円ほどのコストを削った
- 開発費に対して何か月で回収できるかを試算して、実行判断を支える
- ベンダーに説明して、実現まで持っていく
- 設計から総合テスト、リリースまで自分で手を動かす
- 課題管理とインシデント対応
これ、全部まとめて「業務を変える」という1つの仕事で使えるんですよね。
バラバラなのではなく、置き場所がなかっただけだったのかもしれません。
やるのは「業務のやり方そのものを変える」仕事
今回の職種は、ざっくり言うとこういう仕事です。
BPRに、AIやRPA、システム開発などを絡めながら提案して、実際に入れていく。
そして提案して終わりではなく、動かして、定着させて、効果が出るところまで見る。
この最後の部分が、私にはかなり大きかったです。
前職でRPAを入れたとき、削減額まで出して初めて「意味があった」と感じたからです。
作って納めて終わり、だとどうしても物足りなさが残るんですよね。
志望理由は2つだけ


面接でもこの2つしか言っていません。
①ユーザーと話して、業務を理解して、課題を整理したい
私はシステムを作ること自体より、なぜ作るのかに関心があるタイプです。
いちばん楽しかったのは、事業会社のIT部門にいたときでした。
利用部門の話を直接聞いて、導入したあとに現場がどう変わったかまで見られたからです。
②人が減るなかで「回る仕組み」を作る仕事は増える
働き手はこれからも減っていきます。
限られた人数で業務を回す仕組みづくりは、確実に必要になるはずです。
ただ、全部をシステム化すればいいわけではないと思っています。
業務フローの見直しで済むこともあれば、自動化したほうが早いこともあります。
運用のやり方を変えるだけで解決することもあります。
正解が1つではないところが、やっていて面白いと感じる部分です。
そしてこれは、業務側とシステム側の両方を知らないと選べません。
システムだけ知っていても、現場が回らない案を出してしまいます。
業務だけ知っていても、実現できない前提で話を進めてしまいます。
情シスに戻る道も考えた


正直に言うと、事業会社のIT企画に戻るのがいちばん素直な選択でした。
実際、これまででいちばん楽しかったのもその仕事です。
なので、社内SEやIT企画の求人もかなり見ていました。
ただ、前職で学んだこともある
前職の社内SEは2人体制でした。
人を増やすと聞いていたのに、結局増えないまま残業だけが積み上がっていきます。
つまり役割は合っていたけれど、体制が合っていなかったんですよね。
少人数の情シスは、適性があっても環境次第で簡単に潰れます。
これは自分で経験したので、もう一度同じ賭け方はしたくありませんでした。
先に「型」を身につけたいと思った
もう一つ理由があります。
仮に数年後に事業会社へ戻るとしても、進め方の型を持っているかどうかでだいぶ違うと思いました。
大きい案件の回し方、効果の測り方、関係者の合意の取り方。
このあたりを体系として持っている人と、経験だけでやっている人では説得力が変わります。
私は完全に後者でした。
なので、先に型を学んでから戻っても遅くないかなと考えています。
面接で見られていたのは2つだった


面接の前にフォロー面談があり、そこで何を見るのかを教えてもらえました。
大きく2つだそうです。
- 論理的思考力 意図、判断軸、意思決定がロジカルか
- コミュニケーション力 顧客との会話でズレないか
2つ目の理由が、聞いていてなるほどと思いました。
聞き違いがそのまま成果物のズレになるから、という理由でした。
これは開発現場でも散々経験してきたので、すごく納得できました。
だから、3回分の転職理由を並べて整理した
論理的思考力を見られるなら、いちばん出やすいのは転職理由だと思いました。
なので、1回目・2回目・3回目をそれぞれ一言で言えるようにしておきました。
1回目 ITベンダーではなく、企業側に入って売上やコスト削減に深く関わりたかった
2回目 開発現場の知識をつけたうえで、案件を推進できるようになりたかった
3回目 開発と情シスの両方を活かして、業務を変えるところに関わりたい
並べてみると流れがあります。
逆に言うと、1つでも「なんとなく」があると全部崩れるんですよね。
肩書にはこだわっていないと伝えた


選考の途中で、こう聞かれました。
「コンサルタントという肩書にこだわりはありますか?」
私は「こだわっていません」と答えています。
見栄を張らなかったというより、本当にこだわりがないんです。
欲しいのは職種名ではなく、任される範囲と、そこで学べる速さのほうでした。
実は2回目の転職活動のときに、「コンサルだけに特化した仕事はうちではできない」という理由で見送られたことがあります。
そのときは残念でしたが、今考えると、当時の私は職種名のほうを見ていた気もします。
それでも、不安はある


いいことばかり書いても仕方がないので、不安も書いておきます。
案件次第で、仕事も残業も変わる
これは正直どうにもなりません。
大きい会社になるほど案件の幅は広いので、希望と違うところに入る可能性はあります。
SESで感じていた「次が選べない」という構造は、形を変えて残っていると思っています。
会社の名前に期待しすぎない
大きい会社に入れば自動で力がつく、ということはないはずです。
ブランドに期待しすぎると、たぶん一番がっかりするパターンになります。
そこは冷静でいたいなと思っています。
未経験で入る以上、最初はできないことのほうが多いはずです。
いちばんの不安は、自分の抱え込み癖
正直、これが一番怖いです。
前職で残業が月60時間まで行ったのも、今の現場で一番遅くまで残っていたのも、根っこは同じなんですよね。
頼まれると断れないし、気になったことに首を突っ込んでしまいます。
優先順位を交渉して、断るができないと、また同じことになります。
入社後に何を見るかは、先に決めておいた


これも先に決めてしまいました。
決めておかないと、「忙しかった」だけで1年が終わると思ったからです。
3か月
- 配属と、選考で聞いた説明が一致しているか
- 顧客の業務を学べているか
- チームの働き方と残業はどれくらいか
6か月
- 業務フローや課題を、自分で整理できたか
- 優先順位を交渉して、抱え込みを防げたか
1年
- 課題・行動・成果を数字で説明できる案件があるか
- 開発の経験が、実現可能性の判断に生きたか
- 健康と生活を維持できたか
このあたりがズレていたら、たぶんまた動くと思います。
まとめ:会社ではなく、経験の置き場所を選んだ


すごい会社に入りました、という話ではありません。
正直、自分に合っているかもまだ分かっていないです。
ただ、バラバラだった10年分の経験を1本につなげられる場所は、たぶんここかなと思いました。
会社を選んだというより、経験の置き場所を選んだという感覚に近いです。
なので、うまくいかなかったらそれも書きます。
1年後に答え合わせをするつもりなので、そのときにまた読んでもらえたら嬉しいです。




































